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駆動輪について [エコ電レース]

車輪についてのアクセスがとても多かったので、1km走った後の状態を次回以降に公開しようと思っています。今回は、駆動輪の方です。
さすがにモーター等は紙で作れないので、エコデン専用?のホイールインモーターを使います。このモーターはミツバ製で1機約30万円もする高価なものです。すでに5回レースで使っていますので、買ってから5年は経っています。
さて、このモーターをどうやって固定するかですが、レースでは、運転者は70kgの体重になるように重りを載せるという規定があります。70kg+車体重量の物体を引っ張りますから、紙で固定するには、それなりにしっかり作る必要があると思い、シュレッダーごみと木工用ボンドを混ぜて木枠に入れて立方体の塊を作りました。
ブラケット.jpg

そこに穴をあけて車輪を固定しました。車体との接着は木工用ボンドです。
前輪1.jpg

どうやって曲がるん? [エコ電レース]

車である以上タイヤの方向が自由に変えられないと、レースには出場出来ません。ご存じだと思いますが、京都の祇園祭の鉾はステアリング機構がないため、木の車輪の下に竹を引いて強引に引っ張って向きを変えます。小さな進路修正は車輪に楔(くさび)状の木を踏ませて方向そ微調整して、引っ張られています。

話はそれてしまいましたが、紙製でも、ステアリング機構は必要です。そこで考えました。
ステアリング2.jpg

解ります?
ステアリング3.jpg

そう、テレビを左右に回転することが出来る台を想像してください。ボール紙を木工用ボンドで張り合わせて作った板をルーターで溝を掘り
ステアリング1.jpg

その溝にビー玉を入れます。 まん中の穴はタイヤが入る所です。

大きな卸売市場で走っているターレットトラックと同じ機構を再現しました。
溝を1周掘れば、バックも出来ますが、レースでは必要ないのと、強度を保つために溝は最低限に掘りました。

紙製の車軸で1km その2 [エコ電レース]

後輪の製作をもう少し詳しく説明します。
前記事の張り合わせ中の写真です。

軸受3.jpg

穴が4つあけてあるのは、そこにもビー玉を入れて、横方向の接触を少しでも少なくするためです。
ちなみに、車輪側にはカッティングシートのシールでない方の紙(剥離紙)を貼ることで、グリスを塗っても紙が、ふやけることもなくgoodです。 下の写真は剥離紙が貼っていない状態ですが、こんな風に組みあがりました。
後輪2.jpg


紙製の車軸で1km [エコ電レース]

そう、どうせ紙で作るなら、出来る限り紙で! っていうのりで、車軸を紙で作りましたので、その軸を受ける軸受も紙で作ろう! でも、摩擦を減らすためには、ベアリンクみたいに玉を入れる必要があるので、そのベアリングをビー玉で代用しました。幸い大阪の、おもちゃの問屋街である、松屋町まで、自転車で15分位なので、ピー玉を箱買いしてきました。
軸受になる方もボール紙を張り合わせたものに軸のサイズの穴をあけたものを2セット、同じくボール紙を張り合わせたものに今度は、ビー玉を軸のまわりに配置したときの一番大きなサイズの丸の穴をあけたものを1セット用意して、それぞれ円の中心を合わせて張り合わせます。

下の写真は軸のサイズと大きな穴のサイズを2枚張り合わせたときの写真です。
軸受1.jpg

2枚張り合わせただけですが、軸を通すと
軸受2.jpg

レース直前にスプレーグリスをたっぷり入れて走りました。

レース結果 [エコ電レース]

突然ですが、11月23日はエコデンレースの当日でした。マシンは、レース前日になんとか完成しました。
実際コースで走ってみないと、どうなるか全くわかりませんでした。
先に結果を申し上げると40分間で12V3Ahのバッテリーだけで1周321.3mのコースを3周と約3/4周合計約1040m走行出来ました。モーターと前輪のホイール以外は紙でつくったエコカーは、70kgの人を乗せて約1kmも走ってしまいました。

まあ、107台出場2台が走行出来くなって失格だったので105台中最下位でした。
(参考:トップは53周も走っています。)

レースの模様、マシンの詳細なレポート等は、これから、ぼちぼち書き込んでいきますので、ブックマークをお願いします。

車輪について [エコ電レース]

フレームも紙なら、車輪も当然紙でしょう!
ってことで、段ボールを丸く切りラップの芯(これも紙製)を車軸にして
木工用ボンドで接着! 仕上げは、裁断後の端材の薄いゴムを貼って完成!

ですが、ラップの芯は、メーカにもよりますが、意外と弱く、ちょっと力をかければ、クネッ!て折れ曲がってしまいます。
そこで、ここでも、捨てられるだけのシュレッダーゴミの登場です。いつもの木工用ボンドとシュレッダーゴミを混ぜてラップの芯にきっちりつめます。
ラップの芯に詰める1.jpg

ラップの芯の内径より少し小さい丸棒を使って詰めたシュレッダーゴミとボンドを混ぜたものを押し込みます。
ラップの芯に詰める2.jpg

出来上がった車輪(後輪) 2セット作ります。
後輪.jpg
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ボール紙の貼り合わせ1 [エコ電レース]

頂いてきたボール紙、靴箱用のボール紙ですから、皆さんもご存じのように、厚いというわけではありません。ですから、貼り合わせます。写真のように木工ボンドは水に溶けますので、少し水で薄めて刷毛で塗ります。ここで、ポイントは、ボール紙に木工ボンドを染み込ませるということです。そうすることによって、水分が乾いた時、紙が樹脂化?するので、強度が上がります。(普通の接着剤で張り合わせるのと、比較できたら、面白いので、レースが終わってから、ぼちぼち実験してみたいと思います。)20枚から30枚くらい張り合わせて、上から重しをのせて乾燥させます。

ボール紙貼り合わせ1.jpg

ボール紙貼り合わせ2.jpg

完成!
ボール紙貼り合わせ3.jpg

そして、重しを乗せて平らにします。 
ボール紙貼り合わせ4.jpg



材料集め その2 [エコ電レース]

>フレームが廃材なら、その他の部品も、できるだけ廃材を使おう! って張り切りました。
すぐに思いつくのが、段ボールですが、段ボールって、芯の筋が入っている方向に対して直角の方向には、曲げは強いのですが、芯の筋の方向は、あっけなく曲がってしまいます。90度にクロスさせて貼り合わせてもいいのですが、段ボールってまん中芯になっている部分がつぶれると、とたんに弱くなってしまいます。


そこで、ちょっと厚めのボール紙がいいなぁ!って、また、大阪の街をブラつきます。でもあんまり時間が無いので近くの廃材屋さんに、この辺りでボール紙扱っている所知りませんか?って聞いてみました。

ボール紙.jpg

ここ西成区は靴の工場の街。靴の箱を専門に作っている工場もあります。その工場を教えていただきました。その工場の社長さんに、紙でエコデンのレースカーを作るんで、廃材のボール紙を欲しいってお願いしたら、ちょうど、製品にするために買った材料がキャンセルになって、捨てるには、もったいない材料があるので、それを持って行って!って快く言ってくださいました。ありがとうございます!

いっぱい頂ました。
廃材2.jpg

材料集め [エコ電レース]

ペーパクラフトで参加しよう!って勢いで言い出だしたのはいいのですが、さて、どうやったら人が乗れる車が作れるの? ? ? 出来ないんとちゃうん? いやいや、言っちゃったんだから、いまさら出来ないなんて言えないし...     ...     困った...

ん!ボール紙の筒って強そう! サランラップの芯!  でも長さが足りない、じゃ繋ぐ?つなぎ目で弱くなるんちゃうん?  困った...

大阪の街をブラつく...   
ん!  内装屋さん?前を通った時に目に飛び込んできた。
クッションフロアを巻いている芯になっているボール紙製の筒!
しかも、ゴミと一緒に大量に置いてある。  ・・・ってことは、廃材!?
早速、社長さんに聞いてみた。「処分するのに費用かかるんで、たくさん持って行って!」
ありがとうございます。これは、本当のエコカーになりそうだ!

芯.jpg

こちらは、もらってきたパイプをつなぎ合わせて作ったフレーム

フレーム1_s.jpg

失格になる場合 ペナルティになる場合 [エコ電レース]

競技中、次のような場合、失格を命ずることがある。
 ① 競技走行中に手または、足により、走行を補助している行為が認められた場合。
 ② 支給バッテリーへの充電
 ③ 支給バッテリー以外の動力源を使用していると認められた場合。
 ④ 競技委員の指示に従わなかった場合
 ⑤ 悪質なマナー違反があった場合

次のような場合、ペナルティを科す。
 ① コーナーコーンの内側走行(ショートカット走行)をした場合、及びアウト・ライン(赤ライン)を超えた場合はその周回は記録として認めない。
 ② 故障等により停車した車両を押して整備ピットに入れて修理を行った場合は、1回につき2周を減算する。
 ③ 危険なマナー違反があった場合2周を減算する。
                         2015エコデンレース大会要項より転載

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